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2017年1月

2017年1月 3日 (火)

MacやXcodeを知らないやつが始めるXamarinアプリ開発 - 目次1

Xamarinアプリ開発(iOS)でのVSTS+Xamarin Test Cloud+HockeyApp関連についての目次です。
・前準備:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/macxcodexamarin.html
・証明書発行 その1:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/macxcodexamar-1.html
・証明書発行 その1.1:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/macxcodexamarin.html
・証明書発行 その2:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/macxcodexamar-2.html
・証明書発行 その3:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/macxcodexamar-3.html
・開発ツールインストール:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/macxcodexamar-4.html
・VSTSエージェント環境作成:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/macxcodexamar-5.html
・VSTSビルド定義作成:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/macxcodexamar-1.html
・HockeyAppとは:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/macxcodexamar-2.html
・VSTSとHockeyAppの連携:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/macxcodexamarin.html
・HockeyAppからのアプリ展開:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/macxcodexamar-1.html
・HockeyApp SDKの使い方:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/macxcodexamar-2.html
・VSTSとXamarin Test Cloudの連携 その1:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/macxcodexamar-3.html
・VSTSとXamarin Test Cloudの連携 その2:http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/macxcodexamar-4.html

MacやXcodeを知らないやつが始めるXamarinアプリ開発 - VSTSとXamarin Test Cloudの連携 その2

VSTSのビルド時にXamarin Test CloudでのUIテストを実行させるには、Xamarin Test Cloudタスクを追加します。
001_3

今回設定した項目は以下の通りです。
002_3
・App File
 Copy Toタスクの後であれば、"$(Build.ArtifactStagingDirectory)/**/*.ipa"で問題ありません。
・Team API Key
 その1(http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/macxcodexamar-3.html)でテストデバイス設定時にコマンドラインが表示されてたと思います。
 →mono packages/Xamarin.UITest.[version]/tools/test-cloud.exe
     submit yourAppFile.ipa [~(1)~]
     --devices [~(2)~] --series "master" --locale "ja_JP"
     --user [~(3)~]
     --assembly-dir pathToTestDllFolder
 Team API Keyは[~(1)~]の内容を設定します。ベタで指定しても動作しますが、一応キー情報ですので、Variableにシークレット状態で登録した変数を使用してます。
・User Email
 先ほどのコマンドラインの[~(3)~]の内容を設定します。こちらもシークレット状態にしています。
・Devices
 先ほどのコマンドラインの[~(2)~]の内容を設定します。こちらもシークレット状態にしています。
・Test Assembly Directory
 "$(Build.SourcesDirectory)/[UIテストのプロジェクト名]/bin/Debug"で問題ないはずです。
・System Language
 "Japanese (Japan)"を選択します。

あとは、ビルドを実行すれば、Xamarin Test Cloudでテストが実行されますが、アプリ転送と実機の空き待ちで時間が多少かかります。
003_3

長々と書いてみましたが、Xamarinアプリを開発するにあたって、「Xamarin Test Cloud/HockeyAppってたまに聞くけど何者?」とか「VSTSと連携できるの?」といった疑問を持たれてる方には、ざっくりとしたイメージはつかんでいただけるかなと思います。

さて、続いては、「Connect(); // 2016」で発表された「Visual Studio Mobile Center」についてまとめてみます。
基礎は「VSTS+Xamarin Test Cloud+HockeyApp」ですので、今回の一連の内容を見ていただいても損はないと思います。

MacやXcodeを知らないやつが始めるXamarinアプリ開発 - VSTSとXamarin Test Cloudの連携 その1

Xamarin Test Cloudは、多数の実機(2000種類以上!!)を使って自動UIテストが実行できるクラウドサービスです。
「たくさん使ってほしいけど、エミュレータの種類もそんなにないし、お金かかるから実機もたくさん持てない」といった場合には非常に有益なサービスになります。
有償サービスであり、個人で使用するには高額($99/month~)ですが、30日のトライアル期間があります。

最初にXamarin Test Cloud側でテスト対象デバイスの設定が必要です。
画面でテスト対象とする機種を選択していきます。最後にテストをコマンドで実行するときのコマンドラインが表示されますが、この内容は必ず保存してください(VSTSとの連携設定で必要になります)。
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次にVSソリューションの設定です。
UIテストのサービスですので、ソリューションにUIテストのプロジェクトが必要です。また、プラットフォーム用プロジェクトに「Xamarin.TestCloud.Agent」をNuGetから追加します。
あと、iOSだけですが、AppDelegate.csのFinishedLaunching()に"Xamarin.Calabash.Start()"を入れておきます。
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テストロジックのサンプルはこんな感じです。
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・"HomePage:HockeyApp"が表示されるまで待つ
・スクリーンショットを撮る
・"メンバーリスト"をタップする
・"MemberList"が表示されるまで待つ
・スクリーンショットを撮る
・"Futamura Haruka"をタップする
・前画面に戻る
・スクリーンショットを撮る
・"MemberList"が表示されるまで待つ
・"Akane Takayanagi"をタップする
・前画面に戻る
・スクリーンショットを撮る
・"MemberList"が表示されるまで待つ
・前画面に戻る

ちなみに、このテストを実行するとこんな感じになります。
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「Device Log」でログを取得したり、「Full Size」できれいな画面イメージを取得したりもできます。

次は、VSTSのビルド定義の連携設定についてです。

MacやXcodeを知らないやつが始めるXamarinアプリ開発 - HockeyApp SDKの使い方

今回は、HockeyApp SDKの使い方についてです。
SDKはHockeyAppサイト(https://hockeyapp.net/releases/)に対象OSごとに分かれてダウンロードできるようになっています。
Xamarinの場合、安定版(Stable)は他のOSと同様で個別ダウンロードですが、PreRelease版はNuGetに対応しています。
PCLプロジェクトと個別プロジェクト(Android/iOS/UWP)プロジェクトのそれぞれに対して、"HockeySDK.Xamarin"をインストールします。

次は個別機能の使い方です。若干使いずらいところですが、対象プラットフォームごとに記述が微妙に異なります。
とりあえずはCrash Report/User Metric/Custom Eventsの3点についてまとめてみます。
※今回、UWPについては省略します。
[iOS]
〇Crash Report
AppDelegate.csに「using HockeyApp.iOS」と、FinishedLaunching()に以下のロジック(青枠部分)を追加します。
(Xamarin Test Cloud関連がありますが、ここでは無視してください(;^ω^))001
これだけで、クラッシュ時のレポートがHockeyAppサイトに上げれるようになります。
(クラッシュ後の再起動時に、こんな画面が表示されます)
002
HockeyAppサイトでは、こんな感じで取得されます。
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クラッシュイベントをクリックすると、以下のような詳細情報が表示されます。
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〇User Metrics
Crash Reportのロジックで自動的に取得されます。取得したくない場合は、StartManager()の前に「manager.DisableMetricsManager = true;」を追加します。

〇Custom Events
基本的にPCLプロジェクト側にロジックを実装することになると思います(「何かのボタンをクリックした」とか)。
イベントを発生させたい部分に「using HockeyApp」と「MetricsManager.TrackEvent("[イベント名]")」を追加します。
※イベント名に日本語を使うとうまく動かなかったので、英数字のみで指定したほうがよさそうです。

例えば、ListViewでグループのメンバーリストを表示し、どのメンバーがクリックされたかを取得したい場合、OnSelected()にTrackEvent()を実装します。
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ここでは、リスト内の下段にあるローマ字での名前(MemberクラスのUserCounterNameに格納)をカスタムイベント名としています(例:「二村春香」をクリックするとイベント名は"Futamura Haruka")。

HockeyAppのサイトでは、こんな感じで集計されます(「Event Name」に"Futamura Haruka"があります)。
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[Android]
〇Crash Report
MainActivity.csに「using HockeyApp.Android」と、OnCreate()に以下のロジック(青枠部分)を追加します。
※青枠以外はXamarin Test CloudやMetric用なので(略
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〇User Metrics
MainActivity.csに「using HockeyApp.Android.Metric」と、OnCreate()に以下のロジック(青枠部分)を追加します。
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〇Custom Events
iOSと同じです。

簡単なロジック追加で、HockeyAppの機能(クラッシュレポート/メトリック取得など)が使えるようになるのが実感できるかと思います。
次は、Xamarin Test Cloudとの連携についてです。

2017年1月 2日 (月)

MacやXcodeを知らないやつが始めるXamarinアプリ開発 - HockeyAppからのアプリ展開

今回はアプリ使用ユーザにどうやってアプリが展開されるかについて書いてみます。
最初に、ユーザをHockeyAppに登録する必要があります。
HockeyAppサイトから、「Users」タブにある「Invite User」ボタンをクリックします。
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招待するユーザ情報を入力する画面になるので、各項目を入力し「Save」ボタンをクリックすると、ユーザ情報が登録されます。
002
・Email
 招待するユーザのメールアドレスですが、実行対象とする実機で受信できるアドレスが望ましいです。
・Role
 Deleloper/Member/Testerから選択します。
・User Tags
 ユーザをグルーピングするときに使います(「(optional)」がありませんが任意項目です)。
・Message(optional)
 ここに入力した内容が招待メールで展開されます。

ユーザ登録が完了するとユーザ一覧に追加されますが、対象ユーザが承認しない状態ではユーザ名の前に「Pending:」と表示されます。

次ですが、招待したユーザにこんなメールが届きます(PC)。
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「Show Invitation」ボタンをクリックすると、HockeyAppサイトへのログイン画面が表示されますのでログインします。
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ログイン後、「Accept」ボタンをクリックし承認します。
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承認すると、HockeyAppのダッシュボードへのリンク(「Dashboard」)が表示されるのでクリックして移動します。
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アプリ一覧が表示されるので、使用対象アプリをクリックします。
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アプリの概要が表示されるので、「Install」ボタンをクリックすると、アプリがインストールされます。
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こんな感じでアプリが使えるようになります。
なお、Androidでは関係ありませんが、iOSの場合Provisioning Profileに登録されていない実機ではアプリを起動できませんので、アプリ配布前に対象機器のUUIDを登録したProfileでアプリをビルドする必要があります。

次は、HockeyAppの機能を使うためにアプリに組み込むSDKの概要についてです。

2017年1月 1日 (日)

MacやXcodeを知らないやつが始めるXamarinアプリ開発 - VSTSとHockeyAppの連携

VSTSとHockeyAppを連携させるためには、以下の3つの作業が必要です。
・HockeyAppでアクセス用Tokenを生成
・VSTSでHockeyAppアクセス用のサービスエンドポイント作成
・VSTSのビルド定義にHockeyAppタスクを追加

最初にHockeyAppアクセス用Tokenを生成します。
HockeyAppのサイトで、右上のアイコン部分をクリックし、「Account Settings」をクリックします。
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右側のメニューにある「API Tokens」をクリックすると、Tokenの生成画面になります。
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・App
 Tokenの対象とするアプリを選択します。"All Apps"を選択すると、すべてのアプリで使用できるTokenになります。
・Rights
 権限を選択します(選択肢はFull Access/Upload & Release/Upload Only/Read Onlyの4種類)。
 今回は実機転送まで行うので"Full Access"か"Upload & Release"を選択します。
・Name
 管理用の名称を入力します。
入力後、「Create」ボタンをクリックすると、下側の「Active API Tokens」に生成したTokenが追加されます。

次にHockeyAppにアクセスするためのサービスエンドポイントを追加します。
VSTSのサイトで、Settingsアイコン(歯車っぽいアイコン)から「Services」を選択します。
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画面左側にある「New Service Endpoint」から「HockeyApp」をクリックします。
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接続情報を入力する画面になるので、VSTS管理用の接続名(「Connection name」)と、先ほど生成したTokenを「API Token」に入力し、「OK」ボタンをクリックすると登録が完了します。
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最後にVSTSのビルド定義にタスクを追加します。
ビルドタスクの追加画面から「Deploy」-「HockeyApp」を追加します。
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次の項目がとりあえず設定しておく対象かなと思います(これだけ設定すれば動作します)。
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・HockeyApp Connection
 先ほど作成したサービスエンドポイント名称を選択します。
・App ID
 HockeyAppサイトでアプリを登録したときに表示されていたApp ID(32桁の16進数)を入力します。
・Binary File Path
 テンプレートから作成したビルド定義であれば、「Copy Files to」タスクで"$(Build.ArtifactStagingDirectory)"にバイナリファイルをコピー済のはずですので、ここでは"$(Build.ArtifactStagingDirectory)/**/*.ipa"としておきます。
・Publish
 ONにしておいて、HockeyAppからユーザがアプリをダウンロードできるようにします。
・Notify Users
 ONにしておくと、HockeyAppに登録したユーザに対してアプリのダウンロード通知メールが配信されます。
・Strategy
 ビルドを実行するたびに、HockeyApp側で管理しているビルド番号をインクリメントするかどうかを指定します。

ビルド定義を保存して実行すれば、HockeyAppのサイトにアプリケーションが転送されているはずです。
(「Latest Versions」の「Last Updated」にアプリケーションが登録された(=最終ビルドが実行された)時刻が出力されます)
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次は少し視点を変えて、テストユーザにどんな感じでがアプリを取得したり、バージョンアップ通知がくるかについてまとめます。

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