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2011年7月

2011年7月23日 (土)

VSSからTFSへの移行例:データ移行

最後のデータ移行です。

○移行用設定ファイル作成
 データ移行のための設定ファイルを作成します。
 基本はMSDNのサンプルでOKなのですが、かの有名な川保さんのページにあるように、設定ファイルのサンプルに一部情報が不足しています。(接続先TFSのcollection属性)
 collection属性を付け加えた設定ファイルのサンプルはこんな感じになります。
  <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
  <SourceControlConverter>
        <ConverterSpecificSetting>
              <Source name="VSS">
                    <VSSDatabase name="[VSS DBファイルの格納フォルダ]"></VSSDatabase>
                    <UserMap name="[ユーザマッピングファイル名]"></UserMap>
              </Source>
              <ProjectMap>
              <Project Source="$/" Destination="$/[TFSプロジェクト名]"></Project>
              </ProjectMap>
        </ConverterSpecificSetting>
        <Settings>
          <TeamFoundationServer name="[TFSサーバ名]"
           port="8080"
           protocol="http"
           collection="tfs/[接続先Collection名]"></TeamFoundationServer>
         <Output file="[移行結果出力ファイル名]"></Output>
       </Settings>
  </SourceControlConverter>

○データ移行実行
 Visual Studio コマンドプロンプト(2010)を管理者権限で起動します。

 VSSConverterコマンドをMigrateオプションをつけて実行します。
 VSSConverter Migarate [移行用設定ファイル名]

 ここで、KB950185のパッチが適用されていないと、こんな確認メッセージが表示されます。
Vss2tfs02_2

 しかし、2011/07/23時点で、MSのKB950185の情報ページを見ると、パッチファイルはダウンロードできない状態になっています。
 ここにはあるようですが、これを使ってサポートが受けれるかどうかは確認していません。

 'Y'を入力すれば、とりあえず処理は継続できます。

 2~3個の確認メッセージとVSS接続時のパスワード確認後に、実際の移行処理が実行されます。(状況に応じて確認メッセージは変わります)
Vss2tfs09

 しばらくすると、移行が完了します。
 全体的な移行結果については[移行結果出力ファイル名(.xml)]に出力されます。

一度設定ファイルが出来上がってしまえば、移行対象が複数あってもファイルコピペ→一部修正で対応できるので、さほど難しくはないと思います。
あとは、VSSが壊れていないことを祈るのみです^ ^;

VSSからTFSへの移行例:VSS分析→ユーザマッピング定義作成

 移行対象のVSSに対して、移行可能かどうかの分析と、VSSを使用したユーザ一覧を出力させます。
 次に、VSS側ユーザ一覧を元に、VSS上で使用されていたユーザと、TFS上のユーザを結びつけるための準備をします。

○分析用設定ファイルの作成
 VSS移行ツールであるVSSConverter.exeを使用して、VSS上で使用されていたユーザ名一覧をファイルに出力します。
 概要については、MSDNサイト内の
 「方法 : ソース管理の分析および移行の設定ファイルを作成する
 「VSS コンバータ設定ファイルのサンプル
 になります。
 サンプルとしてはこんな感じです。
  <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
  <SourceControlConverter>
        <ConverterSpecificSetting>
              <Source name="VSS">
                    <VSSDatabase name="[VSS DBファイルの格納フォルダ]"></VSSDatabase>
                    <UserMap name="[ユーザ一覧出力ファイル名(.xml)]"></UserMap>
              </Source>
              <ProjectMap>
              <Project Source="$/"></Project>
              </ProjectMap>
        </ConverterSpecificSetting>
        <Settings>
         <Output file="[分析結果出力ファイル名(.xml)]"></Output>
       </Settings>
  </SourceControlConverter>
 ※設定ファイルの文字コードをUTF-8で保存しないと実行時に怒られます。
 分析の時点では、TFSに関する情報は必要ありません。

○分析実行
 Visual Studio コマンドプロンプト(2010)を管理者権限で起動します。
Vss2tfs01


 VSSConverterコマンドをAnalyzeオプションをつけて実行します。
 VSSConverter analyze [分析用設定ファイル名]

 しばらくすると、分析が完了します。
Vss2tfs07

 全体的な分析結果については[分析結果出力ファイル名(.xml)]に、VSS内で使用されたユーザ一覧については[ユーザ一覧出力ファイル名(.xml)]に出力されます。

○TFSプロジェクト作成
 移行先のTFSプロジェクトを作成します。

○TFSプロジェクトに対して利用ユーザを設定
 VSS内で使用されたユーザの割り当て先となるユーザを、TFSプロジェクトに登録します。

○ユーザマッピング定義ファイル作成
 分析時に作成されたユーザ一覧ファイルを元に、VSS側ユーザとTFS側ユーザのマッピング定義を作成します。
 ・変更前(分析時)
    <UserMap From="VSSUser01" To="" />
    <UserMap From="VSSUser02" To="" />
    <UserMap From="VSSUser03" To="" />
 ・変更後
    <UserMap From="VSSUser01" To="TFSUser01" />
    <UserMap From="VSSUser02" To="TFSUser02" />
    <UserMap From="VSSUser03" To="TFSUser03" />

VSSからTFSへの移行例:はじめに

 さて、TFS環境が構築できたら次は移行ということで、VSSからTFSへの移行例みたいなものを。

○準備物
 ・Visual Studio 2010/SQL Server 2008
  Professional以降であれば、VSをインストールした環境で大丈夫です。
  Team Explorer環境だと、SQL ServerがインストールされないのでNGです
  →VSS移行ツール(VSSConverter)は、移行処理にSQL Serverを使用します。
  Expressは...確認してません^ ^;
 ・Visual SourceSafe 2005
  VSS6.0dでは移行できません。
  ただ、VSS2005が必要なのは移行処理で使用する端末のみです。元データはVSS6.0dのままで実行は可能です。
 ・移行後に保持されない情報の確認
  MSDNサイト内の「ソース管理の移行のための VSSConverter コマンド ライン ツール」に掲載されています。
  今回は、これらの対象がない前提にします。
 ・(できれば)実機
  仮想環境でも実行は可能ですが、結構リソースを食いまくるみたいで、「止まったか?」と思うほど時間がかかる場合があります。
  あくまで一例ですが、
   仮想環境:2日
    CPU:1個(SCVMM上では1.00GHz PentiumⅢ Xeon)
    メモリ:1GB
    OS:Win7
   実機  :30分
    CPU:Core 2 Duo(詳細は忘れました^ ^;)
    メモリ:1GB
    OS:Win7
  という結果がでたので、実機を準備したほうが幸せだと思います。

2011年7月13日 (水)

TFS2010で正式にSQL Server 2008 R2が使用可能に

TFS2010のライセンス上、TFSだけで使用する場合に限り、SQL Server Standardが使用可能となっていましたが、出荷タイミングの問題で2008に限定され、2008R2は使用できませんでした。
(あくまでライセンス上の問題であり、使用上は問題ないようです)

しかし(というか、やっと)、ライセンス上でも2008R2が使用可能になったとbharryのブログに記事が掲載されました。
MSDN Subscribers can now upgrade their TFS 2010 SQLServer to SQL 2008 R2

これで、Windows Server 2008 R2にTFSを構築するのに警告メッセージを見なくて済みます(^_^;)

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